【2022年8月10日】

昨日・今日で住民票を移し替え、バイクを新拠点に移動し、車とバイクのナンバープレートを変えておりますが、一人で新居の準備をするのもなかなかです。
ましてや運転免許証やマイナンバーカード、金融機関の住所変更もあり、この両日で上手く立ち回って手続きを進めておりました。
車庫証明は不動産屋から証明書が届いてからの手続きで、来週までかかりそうな感じです。
危険物取扱者は本籍を変えない限り何もしなくて良いので、こちらは放置で良いのですが、生活と密接なものの手続きは結構注意を払います。

さて、現時点で本拠としている鹿屋市について、備忘録的にこの機会に書き残しておこうと思います。
初めて鹿屋市に来たのが1990年の夏、ボーイスカウト鹿児島県連盟のジャンボリーで海上自衛隊鹿屋航空基地が会場となった時でした。
ややホームシック気味だったので、テレホンカードで家に電話したのを思い出しますが、自衛隊の野営風呂に入ったことも覚えています。

次に鹿屋市に来たのが2000年の冬のことで、鹿児島大学の自然地理学野外演習が笠之原を始めとした大隅地方を舞台に行われるのに合わせてきました。
もっとも12月でしたから、ホテル太平温泉が宿泊場所という次第ながら、初日はバイトの関係で終了後に夜道の中、バイパスが出来る前の国道220号線を南下して向かったわけですが、寒い上に到着が24時を回っており、全員寝てました(笑)
翌日からは大隅各地を回り、初めて大隅地方の農畜産業が盛んな実態に触れた気がします。

3回目は2001年の秋のことで、小学校の副免実習のため、国立大隅少年自然の家に宿泊しつつ、寿北小学校の6学年を担当しました。
本サイトのフォトギャラリーやブログ、YouTubeに上がっている私のマスク写真はその時に自然地理学ゼミの教授に撮影していただいたものです。
体育館で子どもたちとレクレーション中にメガネが割れたり、上履きとシャンプーを忘れたり、前半は散々でしたが、後半は評価授業用で鉄道模型の蒸気機関車を持ち込んで高い関心を引き付け、往時の校長から最大級の称賛を頂いたことは今でもはっきり覚えています。
打ち上げの時に締めたのは私でしたし、往時の学友たちが今も現場で活躍していたら我がことのようにうれしいです。

なお、私が宮川小学校4年生の時に10月の運動会をもって産休に入られた学級担任が、この時2学年の担任を務めておられました。
5年生の時に2学年の担任として復帰され、体育館横に建てられた増設のプレハブ校舎(全校児童1,506名!!)で4年生のクラス全員が集まって会を催していたことがあり、何かと縁があります。
まあ、学級委員長を狙っていたのになかなかこの先生のせいでなれず、産休代替で入られた先生に3学期、やる気を買われて学級委員長になれたことで、その後の私の政治的関心が高まる序章になりましたが、やる気のある子どもを引き立てるのに躊躇しないことについては、往時の私の経験によるものです。
人は立場を得て成長するものだと考えます。

さて、少々長くなりましたが、バイクで通過したのが2回あり、1回目が2002年に宮崎からの帰りにスクーターで、もう1回が2010年に購入したYBR250の慣らし運転で日南回りで宮崎へ向かう時でした。
慣らし運転1,000kmのノルマ達成のためなら、高速道路があまりなく、交通量もさほど多くない道を選択しますので、このルートは重宝します。

通過ではない4回目は2009年9月のことで、妹が結婚するということで、先方のご家族を招待し、父と深い関係にある「とから」で宴会のため、午後に休みを取って鴨池フェリーで合流し、ホテル大蔵に宿泊します。
やたらめったら食べ物攻めに遭ったのはこの時が最初で最後だと思います。
追記しますが、ここまでは鹿児島市に住んでいた頃の話です。

通過ではなく、目的地かつ鹿児島市、薩摩川内市に次ぐ生活拠点としての5回目が、2013年10月のことです。
給料が税込18万円から同26万円に上がるということで、それまでスクーター生活を送ってきたのを転換したいという希望を込めて、新天地・鹿屋として移住してきました。
一人暮らし自体は2012年1月に鹿児島市桜ケ丘に実家を離れて移り住んだ時に経験していて、本サイトの過去記事でもあるように騒音物件をどうにかしたいということもあり、渋滞もなく程よく便利で快適な環境にすぐに順応しましたが、初めのうちは買い物場所を新聞の折込チラシを見ながらいろいろと模索する時期が続きました。
鹿児島市にいる時はタイヨーや山形屋ストアで買い物することが多く、学生時代はだいわで青果担当のアルバイトをしていたこともあり(余談ですが、亡き母も山形屋ストア西皇徳寺店で青果コーナーのパートでした)、鹿屋市には山形屋ストアがありませんので、タイヨーとだいわに通い、途中からニシムタにも通うようになりました。
鹿屋のタクシードライバー氏には「フレッシュミネサキ」を勧められましたが、そこまでの鹿屋人にはなり切れない面もあったものの、鹿児島市に住んでいた時にオープンした「ホームセンターきたやま」にはよく通っていたため、鹿屋にあったのは助かりました。

ただ、バイクの修理やメンテは鹿児島市の20数年の付き合いがあるところで一貫しているので、鹿児島空港手前の吹上庵が食事デートの待ち合わせ場所になり、到着5秒前にバイクのFIに異常が発生してエンジンが止まった際も、JAFに鹿児島空港の駐輪場までバイクを運んでもらい、空港駐車場管理室の許可を得てバイク屋の引き取りまで預かっていただき、私は今はコロナ禍で大減便される前の空港バスで鹿屋までヘルメットを持って帰宅したのもいい思い出です。

また、今はコロナ禍で営業していませんが、会社の先輩がちょうど8年前に退社された際、送別会がホテル大蔵の屋上ビアガーデンで開かれ、以後事あるごとにホテル大蔵の屋上ビアガーデンに、時に会社の同僚とグチをこぼしに、時に友人たちが来訪した際のもてなしとして、何度か足を運びました。
タクシーは専ら「まいにち交通」を利用していました。
会社が大雪に見舞われる前日の前泊目的でホテル大蔵で一泊二食付で泊まったこともありましたが、会社に来なくて良いと言われすごすごと雪が積もった道を帰宅したのももう6年ほど前のことです。

薄給では困難な車の購入ができ(総支払額200万円程度のローンを3年弱で完済)、毎年本州へ旅行へ出かけることができるようになり、たまに北海道へ旅行できるようになったのは現職のおかげであり、大変感謝しています。
ただ、30代半ばと40代半ばで収入が変わらないのは、私に耐えられないことでした。
現状を変えるために、2004年を最後に遠ざかっていた教員採用試験の受験を再開し、令和に入ってから二次試験まで進めるようになり、そのことをきっかけに教員免許更新講習を受講し、学校図書館司書教諭講習も受講、高校公民科及び情報科の教員免許の追加取得を図り、累計で50万円近く投入しています。
今後を見据えて教職に復帰し、鹿児島を離れます。

最後に、公共交通機関で鹿屋を訪れる際に検討すべきルートを提示します。
これらは、私自身や友人で利用経験があります。

1.鹿児島市方面から
★★★垂水フェリー&鹿児島交通バス:鴨池港まで【空港バス(コロナ禍で運休中)・市営バス・鹿児島交通バス】のいずれかでアクセスし、垂水フェリーに乗船すれば、垂水港で乗り換え時分5分程度で志布志行(東笠之原止まりあり)に乗車して来る方法です。本数が多いので、一番無難ですが、市営バスは垂水フェリーとの乗り換えを考慮していないので、数十分待ちになる場合がありますので注意が必要です。

★★★大隅半島直行バス:天文館や鹿児島中央駅から垂水フェリーにバスがそのまま乗り込み、鹿屋まで特急バス並みの速さで到着できる、利便性の良い公共交通機関です。欠点は便数が6往復程度しかないことくらいですが、楽に来ることができます。垂水フェリー内は自由に移動できますので、お手洗いにも行けます。

2.鹿児島空港方面(霧島市)から
★★★鹿屋行直行バス:ルートは東九州道経由と牧之原経由の2通りあります。コロナ禍の昨今では、東九州道経由の2往復しかありませんので、不便になっています。
★★垂水行に乗車し、垂水港で乗り換え:1の鹿児島市からのルートで記載したように、垂水港から鹿屋に向かうバスは本数が多いのですが、空港から垂水まで向かうバスは1日4本しかありません。バスがない場合は、鹿児島市から回り込む方法が無難です。桜島フェリールートの場合は桜島口で乗り換えですが、2時間に1本程度しかなく、垂水中央病院止まりのバスもありますので、こちらでの乗り換えにも注意が必要です。
★志布志行に乗車し、志布志バス停で乗り換え:志布志行の空港バスは本数が比較的多いものの、志布志から鹿屋に向かう場合、遠回りになるため運賃が高めになります。また、鹿屋行の最終バスは18:50なので、接続できない時間の場合はこの選択肢は除外しましょう。

3.都城方面から
★★鹿屋行バス:都城駅からの場合は、駅を出て左手側からまっすぐ進み(都城駅バス停からは志布志方面行しかない)、国道269号を横断して鹿児島交通の都城バス停(ターミナル)まで歩きます(宮崎交通のバス停が見えるあたり)。
道路横の敷地の建物から出発しますので、ここから乗車します。
平日は午前を中心に5往復あり、午後は13時と16時の2本だけです。
土日祝日は16時の便が岩川止まりなので、13時が最終になります。
間に合わない場合は、国分駅前にあるバス停から2で取り上げた垂水行(最終19:45)で回り込むか、志布志回り(最終13:50)で迂回することが可能です。

4.宮崎方面から
★★日豊本線都城駅までJR、鹿屋行バス:最短で2時間半少々(JR60分、バス1時間40分)で移動可能です。土日祝日だけ正午前の列車が最終。
★日南線志布志駅までJR、垂水港行バス:JRが最速2時間半、バスが1時間程度ですが、こちらの場合はJRの本数が少ないことがネックになります。バスとの接続も以下のように悪いです。
・宮崎5:24発→志布志着8:36着(志布志駅上バス停8:37発車)※次は9:27
・宮崎9:10発→油津乗換→志布志着11:57着(志布志駅上バス停11:57発車)※次は12:45
・宮崎12:30発(快速日南マリーン号)→志布志着14:55着(志布志駅上バス停14:55発車)※次は15:32
・宮崎14:40発→油津乗換→志布志着17:36着(志布志駅上バス停17:57発車)◎間に合います
・宮崎15:56発→志布志着18:44着(志布志駅上バス停18:52発車)◎間に合います

なお、志布志駅上バス停(徒歩約5分)は、駅を出て右手に進み、国道220号線に出たら左手の横断歩道を渡り、少し歩いた場所にあります。ここでマイナンバーの通知カードを落としてしまい、近くの不動産屋を経由して志布志署まで回収に出かけたこともありました・・・。

5.指宿方面から
★山川港からフェリーなんきゅうに乗船、根占港ターミナルそばのバス停か、徒歩6分先のネッピー館バス停(待ち時間つぶしに最適)から鹿屋行に乗車:意外と指宿と鹿屋は近いです。指宿から山川港への交通手段をどうするかが難問かも。
・フェリー8時発→根占港バス停9:49
・フェリー10時発→根占港バス停11:01
・フェリー12時発(夏季土日祝日)→根占港バス停13:49
・フェリー13時発(上記以外)/14時発(夏季土日祝日)→根占港バス停16:04
・フェリー15時半/16時発→根占港バス停17:14

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